ハロゲンランプ搭載 波長可変光源 Monochromator-H
ドイツlightsouce.tech社のMonochromator-Hは内部にハロゲンランプを内蔵しており、紫外〜可視〜近赤外までの波長を切り替えて出力させることが可能です。
キセノンランプ、水銀ランプ、LEDに含まれる輝線が含まれておらず、よりなだらかで太陽光に近いスペクトルおよびより安定したブロードスペクトルを分光して使用することが可能です。
また内蔵グレーティングはキネマティックマウントにより迅速かつ簡単にユーザーによって交換できます。
電動フィルターホイール(最大5枚のフィルター)と電動シャッターが標準装備されており、オプションで高速シャッターを追加することも可能です。出力波長はUSBインターフェース経由のソフトウエア制御によって選択可能です。
特徴
- 内部にハロゲン光源を内蔵
- 波長範囲: 340-2000nm
- 半値幅:3~52nm
- 最大650μW(半値幅: 52nm)
- ユーザーによりグレーティング、ランプの交換可能
- USB/RS-232, LabVIEW, DLL経由の制御
- オプション: 10msで切り替え可能な高速シャッター
アプリケーション
- 分光分析
- 材料分析
- 色評価
- センサー評価
製品情報
| Monochromator-H | |
|---|---|
| 光出力 | SMAコネクター(入力&出力)、マルチモードファイバー(50-1000μm) |
| 焦点距離 | 101.6mm(4") |
| アパーチャー | f/2.7(NA=0.22ファイバ) |
| 波長範囲 | 340-2.0μm |
| FWHM | 1.3-52nm (テーブル1を参照) |
| グレーティング | 50x50mm² (様々なグレーティングを使用可能、テーブル2を参照) |
| 2次光カットフィルタ | 最大5枚、1/2inch、厚さ:1mm 標準セット: 3フィルター(UV-VIS-NIR)内蔵 |
| 再現性 | 0.1nm |
| スキャニングスピード | 100-300nm/s |
| インターフェース | RS-232(USB-B経由) |
| オプション | Trigger In, Trigger/Busy Out, and additional one of each Input/Output (TTL), +5V/GND via 6 pole M8 sensor/actuator socket |
| ソフトウエア | LabVIEW™ GUI, Direct control via RS-232 |
| 寸法 | 291 mm (length) 270 mm (width) 124 mm (height) Weight: 4kg |
| 電源 | Plug-in power supply (universal), 12V DC, 2.5A 消費電力: approx. 5 W |
テーブル1: ファイバー径、グレーティング、FWHM
| lines/mm(グレーティング) | ||||
|---|---|---|---|---|
| ファイバー径[μm] | 300 | 600 | 1200 | 1800 |
| 200 | 8.0nm | 4.0nm | 2.0nm | 1.3nm |
| 400 | 12.4nm | 6.2nm | 3.1nm | 2.1nm |
| 600 | 18.6nm | 9.3nm | 4.7nm | 3.2nm |
| 1000 | 28.0nm | 14.0nm | 7.0nm | 4.7nm |
| Open to 1mm fiber | 52.0nm | 28.0nm | 14.0nm | 7.0nm |
テーブル2: 搭載可能なグレーティング
| lines/mm | ブレーズ波長/最大[nm] | |
|---|---|---|
| 300 | 500 | 340-1200 |
| 300 | 1000 | 500-3000 |
| 600 | 500 | 340-1500 |
| 600 | 1000 | 500-2200 |
| 600 | 1250 | 700-2200 |
| 600 | 1600 | 800-3000 |
| 1200 | 500 | 340-1200 |
| 1200 | 750 | 340-1600 |
| 1200 | 1000 | 340-1600 |
| 1800 | 500(holographic) | 340-900 |
使用グレーティング毎の出力グラフ
ソフトウエア
Monochromator-HはWindows10, 64bitで使用可能なソフトウエアパッケージが含まれます。パッケージには波長校正データが含まれ、GUI経由で出力波長を設定することができます。また適切な2次光カットフィルターが自動で切り替わります。
ユーザーが自身のソフトウエアにMonochromator-Hを内蔵する場合はRS-232通信を使用することができます。またご要望に応じてコントロールライブラリを使用可能なDLLを共有いたします。





