VUV/UV小型分光器 VS150CT
Resonance Ltd. のVS150CTはVUV~UVに対応したツェルニーターナー分光器です。VUV波長で使用するために分光器はUHV(Ultra high vacuum)ウィンドウと層流パージシステムを備えており、これにより短波長側の112nmまで測定可能となります。また交換可能なグレーティングを採用しているため、アプリケーションによって波長範囲、分解能などを選択することが可能です。
特徴
- グレーティングの交換可能
- 115-1100nmに対応
- ソフトウエア制御(スリット幅、F値、2次光カットフィルタ)
アプリケーション
- 分光分析
製品情報
VS150CT VUV/UV | Min | Average | Max | 単位 |
---|---|---|---|---|
焦点距離 | 76.0 | 76.2 | 74.4 | mm |
最高分解能 | 0.04 | mm | ||
波長帯域(グレーティングによる) | 115 | 1100 | nm | |
波長精度 | ±0.1 | nm | ||
CCD QE 110-400nm | 10 | 18 | 42 | % |
CCD QE 400-930nm | 15 | 34 | 42 | % |
CCD QE 930-1050nm | 3 | 12 | 15 | % |
2.75インチフランジはUHVチャンバーに接続可能です。分光器はMgF2のウィンドウで真空アダプターから隔離されており、N2、Ar、Heなどでパージ可能です。
また分光器はチャンバー内の真空状態を壊すことなく取り外すことができます。これにより分光器の動作環境温度を超えてUHVをベークアウトすることが可能となります。
ソフトウエアドライバーとデモプログラムはVisual Basic, Delphi, LabView, C++で利用可能です。インターフェースは分光器のCOMポートを使用することが可能です。これによりASCⅡ文字列コマンドを用いたを低レベルのプログラミングが可能となります。
ソフトウエアは以下の機能を含んでいます。
・CCDパラメーターの変更(波長係数、露光時間)
・スリット幅の制御
・入力アパーチャー(入力f#)
・複数の表示モード(透過率、吸光度など)
・ダークの取得
・データエクスポート(CSV, TXTなど)
・複数のスペクトルデータの保存
・アプリケーションのライブラリ

